【本日のリマ】
詩篇107篇43節
知恵のある者はだれか。 これらのことに心を留めよ。 主の数々の恵みを見極めよ。
【追記】
詩篇107篇は、主にあがなわれて、主のもとに集まる人々をうたう詩歌です。
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最初に登場するのは、荒れ地をさまよって道を失った人々です。
行く当てなく、飢えと渇きでたましいは衰え、ついに主に救いを求めます。
主を求める知恵によって、人々は、まっすぐな道に導かれ、行くべき道に出会います。
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二番目に登場するのは、闇と死の陰に座した人々です。
神の言葉に逆らって、苦役を与えられ、低くされ、ついに主に救いを求めます。
主を求める知恵によって、我が身のかせが打ち砕かれ、人々は闇と死の陰から脱出します。
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三番目に登場する人々は、背きと咎によって苦しみを受ける者たちです。
彼らは、喉が食物を受け付けず、死の門に至って、ついに主に救いを求めます。
主を求める知恵によって、生命のみことばが人々を癒やし、心を滅ぼす落とし穴から人々を救い出します。
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四番目に登場するのは、大海に出て暴風雨にあった人々です。
高波によって、船は上がっては深みに下り、人の知恵は役立たず、ついに主に救いを求めます。
主を求める知恵によって、嵐は静まって凪となり、人々は目的とする港に導かれます。
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このように、人生は、人それぞれです。
ただ、主である神様の知恵を知るところから、人生の苦難の出口に導かれることはいつも同じです。
そうして、冒頭の聖句が言わんとするところが見えてきます。
知恵のある者はだれか。 これらのことに心を留めよ。 主の数々の恵みを見極めよ。(詩篇107:43)