【本日のリマ】
コリント人への手紙第一4章12節~13節
ののしられては祝福し、迫害されては耐え忍び、中傷されては、優しいことばをかけています。
私たちはこの世の屑、あらゆるものの、かすになりました。今もそうです。
【追記】
パウロは、当時の社会において初期キリスト教会が直面していた現実を語っています。
イエス様に付き従うことで、キリスト者の人格は否定され、この世の屑やかすのように迫害されていました。
それは比喩ではなく、それゆえに多くの使徒たちが刑死していた実際の話です。
しかし、そんな厳しい現実に直面しながらも、コリントの教会では信徒たちの足許に争いがありました。
それは、指導者であるパウロにつくか、もう一人の指導者であるアポロにつくか、といった争いでした。(コリント第一3章を参照)
パウロは、その争いが如何に愚かしいかを諭すために、教会の外の現実をわざわざ教えたのです。(コリント第一4章14節を参照)
・・・
そして、パウロはこう諭しています。
たとえあなたがたにキリストにある養育係が一万人いても、父親が大勢いるわけではありません。(コリント第一4章15節)
《父親》であるキリストを見なさいというアドバイスです。