責任を取る者が主人になり、責任から逃れる者が奴隷になる

【本日のリマ】

マタイの福音書4章11節
すると悪魔はイエスを離れた。そして、見よ、御使いたちが近づいて来てイエスに仕えた。

【追記】

冒頭の聖句は、イエス様が、サタンから三大試練を受けて、勝利された箇所になります。

さて、サタンは、この三大試練の中で、こう言っています。

『国々の権力と栄光をすべてあなたにあげよう。それは、私に任されていて、だれでも私が望む人にあげるのだから』(ルカ4:6)

サタンは、自分がこの世の支配者であると誇っています。

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使徒ヨハネの書簡にも、こうあります。

私たちは神に属しますが、世全体は悪い者の支配下にあることを、私たちは知っています。(ヨハネ第一5:19)

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天地の最初から、こうではなかったはずです。

神様は、天地を創造されて《はなはだ良かった》と言われています。(創世記1.31を参照)

神様に創造されたこの世は、《善》に満ちて始まっています。

この世がサタンの支配下になったのは、最初の人アダムが堕落した後になります。

堕落したアダムは、エバのせいで堕落したと、責任を転嫁します。

そのエバは、蛇のせいで堕落したと、さらに責任を転嫁します。(創世記3:12-13を参照)

文鮮明師は『責任を取る者が主人になり、責任から逃れる者が奴隷になる』と教えています。

すなわち、堕落の根本責任から逃れようとしたアダムは、奴隷の位置になりました。

一方、堕落の根本責任を押し付けられた蛇(サタン)は、この世の仮の支配者になったのです。

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さて、イエス様は、どうだったでしょう。

イエス様は、こう言われます。

下がれ、サタン。『あなたの神である主を礼拝しなさい。主にのみ仕えなさい』と書いてある。(マタイ4:10)

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すると、サタンはイエス様から離れます。サタンは、イエス様を奴隷にすることができなかったのです。

一方、イエス様のもとには、御使いたちが近づいて仕えます。

イエス様が、天使たちに対して、主人の位置に立たれたという証明になります。