【本日のリマ】
箴言9章4節
『浅はかな者はみな、ここに来なさい』と。
また、良識のない者に言った。
【追記】
箴言9章には、似た呼びかけをする人物が、二人登場します。
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一人目は、知恵の主(ぬし)である、キリストその方です。キリスト預言です。
冒頭の聖句で、キリストは、《浅はかな者たち》を呼び集め、その良識のない者たちにこう言います。
『さあ、わたしのパンを食べなさい。わたしが混ぜ合わせたぶどう酒を飲みなさい。』(箴言9章5節)
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マタイ26章26~29節に、イエス様による同様の言動があります。
イエス様が、弟子たちに、パンとぶどう酒を与える箇所です。
イエス様は、このぶどう酒は、罪の赦しのために罪人に注がれる《契約の血》であると言われます。
箴言9章5節では、このぶどう酒のことを《わたしが混ぜ合わせたぶどう酒》と、わざわざ断っています。
街で買っただけのぶどう酒ではありません。
このぶどう酒は、キリストが地上にもたらすことのできる《契約の血》でしょう。
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箴言9章で、キリストは、さらに言葉を続けます。
『浅はかさを捨てて、行きなさい。分別のある道を、まっすぐに歩みなさい』と。(箴言9章6節)
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そこに、いきなり登場するのが、もう一人の女です。
箴言は、その女のことを、愚かで、騒がしく、わきまえがなく、無知な女と、描写します。
その女は、キリストと同じ言葉で、みなに語りかけます。
『浅はかな者はみな、ここに来なさい』と。(箴言9章16節)
しかし、その女が続けて言う言葉は、キリストとは異なります。
『盗んだ水は甘く、こっそり食べるパンはうまい』と。(箴言9章17節)
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ここで、《キリスト》と《愚かな女》が対比されます。
そして、浅はかな私たちに対して、似て全く非なる《キリスト》と《愚かな女》のどちらかの選択肢が与えられます。
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そして、締めくくりは、こうです。
《愚かな女》には死者の霊(悪霊)が宿り、その女の客になる者は陰府の深み(地獄の底)にいることを知らない。(箴言9章18節を参照)