祭りの必要性

【本日のリマ】

詩篇81篇1節
喜び歌え 私たちの力なる神に。 喜び叫べ ヤコブの神に。

【追記】

詩篇81篇は、イスラエルの祭りの歌です。

民俗学の考えですが、人々の年中生活を《ケ》と《ハレ》の期間に二分します。

《ケ》は日常を生きるための期間です。

農業なら農作業を行い、狩猟なら狩猟を行います。

しかし、その生活は、生きるためだけの生活であって、神様との関係が乏しくなります。

すると、人は軸を失って歪みが蓄積し、《ケガレ(枯れ)》の状態になると考えます。

そこで、集中的に神様に向き合うために、共同体で《ハレ》の期間としての《祭り》が必要になると、民俗学では考えます。

世界中の民族に《祭り》があるのは、そもそも人として、神様への向き合いを、本心から必要とするためだというわけです。