聖書とLGBTのこと

【本日のリマ】

マタイ19章12節
母の胎から独身者として生まれた人たちがいます。また、人から独身者にさせられた人たちもいます。また、天の御国のために、自分から独身者になった人たちもいます。それを受け入れることができる人は、受け入れなさい。

【追記】

冒頭の聖句の日本語訳は不思議です。《母の胎から独身者として生まれ》では、出産の時点から独身者となってしまいます(予定説?)。

そこで、《独身者》の原語を調べると、本来の意味は《去勢者または宦官》でした。

この《去勢者または宦官》の意味を踏まえて、冒頭の聖句を文脈から今風の言葉《LGBT》に意訳するとこうなります。

母の胎から《LGBT》として生まれた人たちがいます。また、人から《LGBT》にさせられた人たちもいます。また、天の御国のために、自分から《LGBT》になった人たちもいます。それを受け入れることができる人は、《独身でいることを》受け入れなさい。

イエス様は、LGBTになった理由はどうあれ、LGBTの方々が同性婚をしないことを勧めています。

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一方、マタイ19章3~9節で、イエス様は、男女の結婚についてこう答えています。

天地創造の神様は、はじめの時から《男と女に彼らを創造され》ました。

そして、《それゆえ、男は父と母を離れ、その妻と結ばれ、ふたりは一体となるのである》と。

ですから、夫婦はもはやふたりではなく一体なのです。そういうわけで、神が結び合わせたものを人が引き離してはなりません。

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イエス様は、天地創造のはじめの時を知るキリストとして、LGBTによる同性婚はしないことを勧めていると思われます。

ここで分かることは、主キリストは、堕落によって生じた価値基準には立たれないということです。LGBTの同性婚を人情で理解することは、今の世で批難や攻撃を受けないための保身になります。しかし、それでは、神様から離れる不幸な結末を見て見ぬふりすることになります。

天地創造のはじめの時(つまり堕落前の原罪のない世界)の価値基準に立つことは、この世(堕落世界)の真逆になれば保身ができません。そのために、主キリストは、堕落後の勢力から批難と攻撃をたくさん受ける場所に立たれることになります。

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(補足)聖書の中には、このように同性婚を否定する箇所はいくつかあります。例えば・・

あなたは、女と寝るように男と寝てはならない。それは忌み嫌うべきことである。(レビ記18:22)

正しくない者は神の国を相続できません。思い違いをしてはいけません。淫らな行いをする者、偶像を拝む者、姦淫をする者、男娼となる者、男色をする者、(コリント第一6:9)