【本日のリマ】
マタイの福音書19章8節
イエスは彼らに言われた。モーセは、あなたがたの心が頑ななので、あなたがたに妻を離縁することを許したのです。しかし、はじめの時からそうだったのではありません。
【追記】
マタイ19章3~9節で、イエス様は、結婚・離婚の質問にこう答えます。
天地創造の神様は、はじめの時から《男と女に彼らを創造され》ました。
そして、《それゆえ、男は父と母を離れ、その妻と結ばれ、ふたりは一体となるのである》と。
ですから、夫婦はもはやふたりではなく一体なのです。そういうわけで、神が結び合わせたものを人が引き離してはなりません。
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すると、パリサイ派の人が、イエス様に尋ねます。
「それでは、なぜモーセは離縁状を渡して妻を離縁せよと命じたのですか。」
イエス様は、こう答えます。
「モーセは、あなたがたの心が頑ななので、あなたがたに妻を離縁することを許したのです。しかし、はじめの時からそうだったのではありません。あなたがたに言います。だれでも、淫らな行い以外の理由で自分の妻を離縁し、別の女を妻とするものは、姦淫を犯すことになるのです。」
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ここまでの会話において、イエス様とモーセの違いが明らかになります。
モーセは、天地創造のはじめの時を知らず、堕落後の人間の立場から離縁を許します。
一方、イエス様は、天地創造のはじめの時を知り、堕落前の人間(創世記2章)の立場から、淫らな行い以外の理由での離縁を許しません。
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主であるキリストは、天地創造前の神様の右から地上に来られた方であるため、天地創造のはじめの時を知り、神様のその創造目的に立たれる方であると分かります。