平和について

【日々のリマ】2023年2月1日(水)

出エジプト記20:13
殺してはならない。

【追記】

十戒の第6戒は、日本語聖書では『殺してはならない』と翻訳されています。

その通りに考えると、律法に死刑が存在すること自体が、大きな矛盾になります。

なぜ矛盾したのでしょうか。

実は、第6戒を原語に忠実に訳すなら、『(故意に)殺人してはならない』になります。

殺人の犯罪を禁止するのが、第6戒の目的です。

では・・
死刑は殺人か否か・・については人それぞれの考えがあるでしょうが・・・

少なくとも、律法では『目には目を』の論理で罪を償わせる(ことで殺人の発生を未然に防ぐ)という話になるでしょう。

逆に、日本語聖書の『殺してはならない』を曲解すると、人は、理想のお花畑を思い描くことになりそうです。

一旦そう思うと、旧約聖書の歴史の現実を昔の話だとして否定するしかなくなります。

今起きている世界の現実も直視できなくなるでしょう。

神様(キリスト)の視点で、平和を維持するために適正な責任を払う精神は、旧約の時代も現在も変わりないように思います。