救いの心情

【日々のリマ】2023年1月12日(木)

ローマ人への手紙9:27
イザヤはイスラエルについてこう叫んでいます。「たとえ、イスラエルの子らの数が海の砂のようであっても、残りの者だけが救われる。

【追記】

パウロは、深い悩みを抱えます。

当時、同胞であるユダヤ人の多くが、イエス様を拒絶し、罵倒していました。

このままでは、多くの同胞が救われません。

冒頭のイザヤ預言【残りの者だけが救われる】という過酷な現実です。

その現実に対して、パウロは自分たちが救われるからよいとは考えませんでした。

同胞であるユダヤ人全体が救われて欲しいと悩むのです。

パウロは、こうとまで言います。

私は、自分の兄弟たち、肉による自分の同胞のためなら、私自身がキリストから引き離されて、のろわれた者となってもよいとさえ思っています。(ローマ人への手紙9:3)

万人を救いたい利他の心情です。

パウロにしてこれほどであるなら、キリストご本人の救いの心情は、いかばかりであるかです。