イエス様が愛された弟子

【日々のリマ】2023年1月3日(火)

ヨハネの福音書21:22
イエスはペテロに言われた。「わたしが来るときまで彼が生きるように、わたしが望んだとしても、あなたに何の関わりがありますか。あなたは、わたしに従いなさい。」

【追記】
ヨハネの福音書には、【イエスが愛された弟子】という人が登場します。

通説では、この【イエスが愛された弟子】は、ヨハネ自身だろうと言われています。
※ヨハネは、洗礼ヨハネではなく、12弟子のヨハネです。

冒頭の聖句は、イエス様が、地上でのペテロの死に方について隠喩で教えている場面です。
伝承では、ペテロは逆さ十字架について殉教することになります。

イエス様が話しおえると、イエス様が愛したヨハネが近づいて来ます。

ペテロは、ヨハネがどんな死に方をするかが気になります。

そこで、ペテロは「ヨハネはどうなりますか」とイエス様にたずねます。

イエス様は、ヨハネが長生きしてもお前に関わりないと、その質問に答えませんでした。

イエス様が、ペテロの質問に答えなかった理由は想像するしかありません。

一つには、ペテロの『周囲をすぐ気にして本筋をそらす性質』を、イエス様はたしなめたのかもしれません。

また、イエス様は、いずれ来るペテロの殉教について心痛めていて、ヨハネのことを言いたくなかったのかもしれません。

・・・

いずれにしても、このときイエス様は、ペテロのことを一番に愛されていただろうと分かります。