もはや奴隷ではなく兄弟として

【日々のレーマ】2022年11月26日(土)

ピレモンへの手紙1:14
しかし、あなたの同意なしには何も行いたくありませんでした。それは、あなたの親切が強いられたものではなく、自発的なものとなるためです。

【追記】
パウロは、ローマに軟禁されていました。
そのパウロから同労者ピレモン(フィレモン)に当てた書簡です。
(同労者とは、神の王国のために共に生きる仲間の意)

ピレモンには、オネシモという奴隷がいました。
オネシモは、主人ピレモンの家から脱走し、ローマのパウロをしたって身を寄せていました。

オネシモは、パウロの良き助け手となります。
パウロは、軟禁中の自分に代わって、オネシモに宣教をしてもらうことが希望でした。

その一方で、パウロは、オネシモが奴隷として脱走した身分のままではいけないと考えました。
そこで、パウロは、オネシモに手紙を持たせて、主人ピレモンの家に一旦帰します。

その手紙にこうあります。

ピレモンへの手紙1:15-16
オネシモがしばらくの間あなたから離されたのは、おそらく、あなたが永久に彼を取り戻すためであったのでしょう。もはや奴隷としてではなく、奴隷以上の者、愛する兄弟としてです。