三寸の舌に五尺の身を亡ぼす

【日々のレーマ】2022年10月4日(火)

マタイの福音書 14:4
ヨハネが彼に、「あなたが彼女を自分のものにすることは律法にかなっていない」と言い続けたからであった。

【追記】
洗礼ヨハネは、領主ヘロデとヘロデアとの結婚を律法にかなっていないと非難します。
そのため、洗礼ヨハネは捕らえられ、牢に入れられていました。

一方、ヘロデの誕生祝いにヘロデアの娘サロメは踊りを舞ってヘロデを喜ばせます。
ヘロデは、求めるものは何でも与えると褒美を約束します。

ヘロデアは、サロメをそそのかして、「洗礼ヨハネの首」を褒美に求めます。
ヘロデは、人を使わして獄中のヨハネの首を切ります。

洗礼ヨハネは、ヘロデを律法で諌めての死なので殉教になったという人もいるかもしれません。
いいえ、残念ですが、「無駄死に」になりました。

過去の預言者は、将来来られるイエス様を間接的に証しする立場でした。
それに対して、洗礼ヨハネは、目の前に来られたイエス様を直接に証しするという意味で過去最高の預言者の立場であり、さらにイエス様の一番弟子になるべき立場でした。

その責任を果たせずに、目先の問題に囚われて、神様のご計画と違うところで首が落ちたのです。

それは、生きて神の王国をつくるはずのイエス様が、ユダヤ人たちに受けいられずに十字架の道を選ばざるをえない原因の一つになりました。

人は、「三寸の舌に五尺の身を亡ぼす」に気をつけることが大切です。