神から発し、神に至る

【日々のレーマ】2022年9月9日(金)

コリント第1 8:6
この神からすべてのものは発し、この神に私たちは至るからです。

【追記】
パウロは、コリント人への手紙第一の8章で、神様を知ることについて、このように語ります。

8:2【自分は何かを知っていると思う人がいたら、その人は、知るべきほどのことをまだ知らないのです】

8:4【「世の偶像の神は実際には存在せず、唯一の神以外には神は存在しない」ことを私たちは知っています。】

私たちは、唯一の神様を知ったと思っても、まだ十分に知らないとパウロは言いたいのです。
神様を頭で知るに止まっていて、偶像との違いも分かっていないということでしょう。

パウロの指摘はこう続きます。
今までが、偶像崇拝になじんだ生活であったこと。
それゆえに、私たちの良心は、偶像崇拝を分別するだけの力が、まだまだ弱い。

良心の力を強めるため、偽物の偶像ではなく、本物の神様を知りましょう。
神様を知るために、冒頭の聖句をイメージしてみてください。

8:6【この神からすべてのものは発し、この神に私たちは至るからです。】

ミクロからマクロまで、この天宙にあって、神様を起源としないものは、一つとしてありません。
私自身を含めて、万物すべては、父なる唯一の神様から出発しています。

もしも・・その出発点が二つだったら、どうなっていたでしょう。
万物は、出自が矛盾して調和せず、世界は永続しません。
神様が唯一だからこそ、万物すべてはお互いに調和し、世界は永続します。

人間一人一人は、神様の息(霊)を吹き込まれて産まれた唯一無二の存在です。
それゆえに、人間は成長して神様を知り、神様に至って人として完成するようになっています。

神様は、アルファ(始まり)であり、オメガ(成就)ということでしょう。