ゼデキヤの虚栄

【日々のレーマ】2022年9月2日(金)

エレミヤ書 38:17
すると、エレミヤはゼデキヤに言った。「イスラエルの神、万軍の神、主はこう言われる。『もし、あなたがバビロンの王の首長たちに降伏するなら、あなたのたましいは生きながらえ、この都も火で焼かれず、あなたもあなたの家も生きながらえる。

【追記】
ゼデキヤは、南朝ユダを占領したバビロンに反乱を起こしました。

エルサレムを包囲していたバビロン軍は、一旦退きました。
バビロンは、全軍勢をととのえて南朝ユダを再び攻撃するための準備に入ったのです。

このとき、神様は、エレミヤを通して預言をします。
バビロンに降伏すれば、エルサレムは焼かれずに生きながらえると。
それは、捕囚の民がエルサレムに帰還するまで、エルサレムを守るためだったと思われます。

しかし、ゼデキヤは、預言に耳を貸さず、降伏しませんでした。

ゼデキヤは、こう考えたのです。
降伏すれば、自分はバビロンに連行される。
捕囚の民は、自分のことをなぶりものにするだろう。

ゼデキヤは、苦労している同胞のユダヤ人を信頼できなかったのです。
そして、エルサレムが亡くなる瀬戸際に、ゼデキヤは我が身の虚栄を重んじたのです。

そのために、エルサレムは焼かれ、南朝ユダは滅びました。

私たちは、周囲の人たちと信頼できる関係をつくりましょう。