【日々のレーマ】2022年8月31日(水)
ホセア書 12:2
主には、ユダに対して言い分がある。主は、生き方に応じてヤコブを罰し、行いに応じて彼に報いる。
※注)ユダは、ヤコブの息子ユダのこと、ユダ族の祖。イエス様が降臨する系譜です。
【追記】
神様の御旨のために嘘をつくことを、『ヤコブの知恵』といいます。
ヤコブは、母の胎にいるときから神様に愛されます。キリストが降臨する系譜にあたるからでしょう。
しかし、ヤコブの父イサクは、祝福を兄エサウに与えようとしていました。
そこで、ヤコブは、兄に変装して父を騙し、長子として兄が受けるはずだった祝福を奪います。
このこと自体は、ヤコブの子孫にキリストが降臨する以上、神様の御旨として必要なことだったでしょう。
以上が、ヤコブの知恵の代表例です。
神様の摂理は、最終的に、兄エサウが自然屈服してヤコブと和解する形で、神側の大勝利となります。
『終わり良ければ、すべて良し』だと、私たちは、ヤコブの知恵が正当化されるように思ってしまいます。
果たして、それで良いでしょうか?
本日の聖句をもう一度読んでください。
ホセア書 12:2【主には、ユダに対して言い分がある。主は、生き方に応じてヤコブを罰し、行いに応じて彼に報いる。】
ヤコブの子ユダも、父の生き方は正当だと思っていたのでしょう。
しかし、神様は、それに対して言い分があると言われます。
神様は、ヤコブの生き方に応じて罰したと言われるのです。
事実、その通りです。
ヤコブは、兄エサウに殺されないために、叔父ラバンの元に逃れます。
ラバンの元で、ヤコブは苦労して多くの万物を復帰します。
【ヤコブの行いに応じて報いる】の通りです。
その一方で、ヤコブは、ラバンの約束を何度も信じては、何度も騙されています。
あたかも、父イサクを騙した罰のようです。
【ヤコブの生き方に応じて罰し】の通りです。
ヤコブの知恵の代償(つけ)は、ヤコブがちゃんと払う責任があるのです。
ヤコブの知恵を言い訳に人を騙して平気な人がいたら恐ろしいことです。
ヤコブの知恵に代償(つけ)があると知らなければなりません。