【今朝のレーマ】2022年6月11日(土)
使徒 28.30-31
こうしてパウロは満二年の間、自費で借りた家に住み、たずねて来る人たちをみな迎えて、
大胆に、少しも妨げられることなく、神の国を宣べ伝え、主イエス・キリストのことを教えた。
【追記】
パウロは、海外での伝道をおえてローマに戻ります。
レーマの場面はローマでのパウロの生活を伝えます。
この地で、パウロは新約聖書にある四つの手紙を各地の信徒たちへ書いたと言われています。
パウロの信仰生活において充実して穏やかな時期です。
パウロは、【大胆に、少しも妨げられることなく】です。
神様とキリストと共にあって、本心の自由を得た状態です。
【神の国を宣べ伝え、主イエス・キリストのことを教えた。】
日本語訳では、パウロは「神の国」を宣べ伝えとありますが、それでは、続く「主イエス・キリストのことを教えた」と意味がうまく繋がりません。
原語(ギリシャ語)のβασιλεία(バシレイア)は、ギリシア語で「王国」と「王としての支配」の両方を意味します。
亨進牧師は、「神の国」と訳すが、聖書は「神の王国」と書いてあると言われました。
王国の王とは何を指すと思いますか。
王とは、神様の右側から来られた方キリスト(イエス様・再臨主お父様)のことです。
原語に忠実に訳すとこうなります。
【神の「王」国を宣べ伝え、主イエス・キリストのことを教えた。】
どうでしょうか。意味の繋がりが見えてきますね。