【日々のレーマ】
使徒の働き,10章26節
するとペテロは彼を起こして、「お立ちください。私も同じ人間です」と言った。
【追記】
イタリア隊の百人隊長コルネリウスは、御使いに言われて、ペテロを家に招きます。
ペテロが到着すると、コルネリウスは迎えに出て、ペテロの足元にひれ伏して拝みます。
このコルネリウスの態度に対して、ペテロは、「私も同じ人間です」と言って、彼を起こします。
・・・
コルネリウスの家では、多くの人が集まり、ペテロを待っていました。
そこで、ペテロは、キリストであるイエス様を次のように証しします。
神は、イスラエルの子らにみことばを送り、イエス・キリストによって平和の福音を宣べ伝えられました。このイエス・キリストはすべての人の主です。(使徒の働き,10章36節より)
・・・
もしも、先にコルネリウスの拝礼をペテロが受けてしまったら、ペテロ教になっていたでしょう。
しかし、ペテロはそうしません。
ペテロは、使徒すなわちイエス様の使いとしての、人間の位置にとどまりました。
そして、イエス・キリストこそ、すべての人、すなわちペテロにも、コルネリウスに対しても、等しく主であるとあかしたのです。
・・・
ここにおいてペテロは、道徳教師です。
どんなに尊い教えを説いても、ペテロは人間であって、キリストではありません。
一方、イエス様は、キリストとして最初の人アダムに代わって地上に来られ、内において神様100%です。
それゆえに、イエス様は、全ての主として人間100%である、唯一なる御方でもあります。