才能と、騒動の種

【日々のレーマ】

士師記,16章1節
サムソンはガザへ行き、そこで遊女を見つけて、彼女のところに入った。

【追記】

怪力の持ち主サムソンは、士師としてイスラエル民族を守った伝説的な人物です。

しかし、その行動は、神の人というには理解が難しいです。

常々から、騒動の種をまくような振る舞いをします。

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このときも、サムソンは、ガザの地に行き、遊女のもとに入ります。

そこは、サムソンがイスラエルの敵として散々に殺してきた、ペリシテ人の町です。

ペリシテ人から見れば、親兄弟のかたきであるサムソンが、わざわざふところに飛び込んできたようなものです。

ついには、サムソンは、遊女の気をひくために、自らの弱点をわざわざ告げてしまいます。

その結果、サムソンは、ペリシテ人に襲われて殺されます。

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サムソンは、20年の間、士師としてイスラエル民族を守る立場でした。

そのために、神様は、サムソンに怪力を与え、様々な能力を与えています。

神様が与えた士師としての使命のために、サムソンは才能を借りていたのです。

それなのに、サムソンは才能を自分の物と思い、それが騒動の種となって自滅します。

サムソンのように、才能を自分のものと思うことが、間違いのもとです。

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士師記16章を読んでいると、才能は神様からの借り物と思って、思慮深く行動すべきと教えられます。