くじで授かったもの

【日々のレーマ】

民数記,26章56節
その相続地は、大部族と小部族の間で、くじによって決められなければならない。

【追記】

冒頭の聖句によれば、イスラエルの部族の間において、主が命じるくじによって、相続地が定められました。

ここでのくじ引きとは、プロ野球のドラフト会議のようなイメージです。

部族長が順番にくじを引いて、自分たちの相続地が決まるのです。

そう考えると、相続地は、部族が力で勝ち取ったものではありません。

神様から授かった資産といえます。

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マタイ伝25章で、イエス様は、【神様である主人が、資産をしもべに預けて旅に出る】という譬えを話されました。

その譬えが教えるところはなんでしょう。

授けた側である神様には、期待がありました。

授かった側であるしもべたちには、期待されるだけの信頼がそれぞれありました。

そこで、よいしもべは、神様から信頼されて預かった資産を、大切にしつつ、大きく育てて収穫します。

そうやって、お互いが良くなるのです。

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人が生まれてくる環境も、才能も、自分では選べません。

最近では、その運命の差を【ガチャ】、すなわちくじのように言う方もいます。

しかし、自分で選んでいないのであれば、神様に信頼され期待されて預かったものと考えることもできるでしょう。

それを知れば、くじのように自分が選んでいないものも大切にし、活かすことができます。