【人の子】と【雲のうちに】について

【日々のレーマ】

ルカの福音書,21章33節
天地は消え去ります。しかし、わたしのことばは決して消え去ることがありません。

【追記】

ルカ伝21章で、イエス様は、動乱の時代を経て、再臨のときを迎えることを、このように告げています。

そのとき人々は、人の子が雲のうちに、偉大な力と栄光とともに来るのを見るのです。(ルカ伝,21章27節より)

【雲のうちに】を文字通りに捉えると、再臨主は天から降りてくるイメージになります。

その一方で、この聖句において、イエス様は、再臨主のことを、【人の子】と表現されています。

これまで、イエス様は、ご自身のことも、【人の子】と何度も表現されていました。

それは、イエス様が、神の御子であると同時に、人間である母マリアの胎から誕生されたという事実を想起させます。

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再臨主についても、この【人の子】を文字通りに解釈すると、どうなるでしょう。

再臨主は、イエス様がお産まれになったときと同様に、人間である母の胎から誕生されるという話になります。

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このように、【雲のうちに】と、【人の子】と、どちらを文字通りに解釈するべきかで、二つの解釈が可能です。

もし、【人の子】を文字通りとするなら、【雲のうちに】の方の解釈は、聖書に多く含まれる比喩の一つでしょう。

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イエス様は、同じルカ伝21章で、こうとも言われています。

天地は消え去ります。しかし、わたしのことばは決して消え去ることがありません。(ルカ伝,21章33節より)

天地は過ぎゆき、時は流れても、キリスト・イエス様の言葉は、消え去ることはありません。

そのため、イエス様の言葉の一つ一つについて、大切に読むことになります。