【日々のレーマ】
エレミヤ書,46章27節
わたしのしもべヤコブよ、恐れるな。イスラエルよ、おののくな。
【追記】
ここで神様が励ましているヤコブの子孫、すなわちイスラエルは、古代のイスラエルのことです。
古代イスラエルは、旧約聖書、すなわちモーセ五書(トーラー)を中心とする古代ユダヤ教を軸とします。
この旧約聖書は、キリストとして来られるイエス様を預言した書です。
また、旧約聖書に綴られる古代イスラエルの戦争は、あるときは勝利し、あるときは分裂し、あるときは敗戦して捕囚されといった、数々の運命をたどります。
しかし、そのいずれの戦争の結果も、世界を救うイエス様を地上に迎えるという一点で、一貫して神様が許可された運命でした。
このように、神様が古代イスラエルを支持する理由は、キリスト・イエス様を地上に迎えるという祝福の一点でした。
この神様の祝福は、その後にキリスト教となって、世界に伝搬され、現在に至ります。
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一方、イエス様の後のユダヤ教は、別の道を歩みます。
ユダヤ教は、モーセ五書のほかに、僧侶であるラビたちが語ったタルムードを教えの軸にしたのです。
そのタルムードは、イエス様をキリストでないと否定する者たちが創作した内容です。
そのため、イエス様を否定したタルムードを軸とする現代のユダヤ教は、神様の祝福を自ら捨てたことになります。
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一部のクリスチャンは、旧約聖書に親しむがゆえに、現代のイスラエル国家を神の祝福を受けた国とみるかもしれません。
しかし、現代のユダヤ教がイエス様を捨てた以上、今のイスラエル国家は神の祝福とは無関係です。
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もちろん、ユダヤ根絶を考える反ユダヤ主義の考えは、神様の願いであるはずがなく、完全な間違いです。
しかし、その一方で、現代のイスラエル国家を神の祝福と考えることも、また間違いです。
どちらも、キリストであるイエス様を軸にして考え直せば、間違いであると分かります。
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現在の世界はどうでしょう。
パレスチナを支える背景が反ユダヤ主義なら、イスラエルを支える背景は神様を信じる一派です。
そのどちらの背景にも、資金があり、政治的なパワーがあります。
その背景同士がぶつかれば、多くの国を巻き込む戦争になるでしょう。
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現在は、そのどちらの背景にも立たずに、中立の立場で戦争を避けることが、何よりも大切なときです。