【日々のレーマ】
ペテロの手紙第一,4章7節
万物の終わりが近づきました。ですから、祈りのために、心を整え身を慎みなさい。
【追記】
使徒ペテロがいう『万物の終わり』とは、どのような意味でしょう。
この『万物の終わり』を、地球や宇宙の消滅と捉えれば、絶望しかありません。
しかし、永遠性を持たれる神様が、宇宙の消滅という時間の終わりを設けるでしょうか。
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そのため、『終わり』の意味するところを、あらためて考えましょう。
ここで『終わり』と翻訳されているギリシャ語テロスには、『成就する』や『ゴールする』という哲学的な意味があります。
ゴールに到達して、成就したことを、《終わった》と表現していることになります。
そうしてみると、ペテロがいう『万物の終わり』とは、《宇宙の消滅》ではなかったと分かります。
『万物の終わり』とは、神様が創られた被造世界が、本来のゴールに至り、成就するという解釈になります。
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このように万物の成就が近いなら、それはキリストが地上に再臨されたことの時代的な恩恵と悟るべきでしょう。
花が咲いたなら、その時を知るというわけです。
ペテロは、再臨されるそのキリストを知るために、祈りを尽くし、心を整えて、身を慎みなさいと、教えているのです。
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今の時代は、過去の2000年に比べて、数年で科学技術が驚くほど急速発展する時代を迎えています。
そのような時代的な恩恵は、地上に再臨のキリストを迎えて、世界が祝福されていることの人類歴史の証拠になるでしょう。
再臨のキリストを知るために、祈りを尽くし、心を整え、身を慎みましょう。