【日々のレーマ】
エレミヤ書,14章14節より
主は私に言われた。「あの預言者たちは、わたしの名によって偽りを預言している。わたしは彼らを遣わしたこともなく、彼らに命じたこともなく、語ったこともない。彼らは、偽りの幻と、空しい占いと、自分の心の幻想を、あなたがたに預言しているのだ。
【追記】
エレミヤは、神様が遣わした、正式な預言者です。
正式な預言者は、神様の御心を尋ねることで、神様の言われたいことを人々に伝えます。
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それでは、冒頭の聖句に登場する『あの預言者たち』とは、なんでしょう。
彼らは、神様の御心を尋ねずに、幻や、占いや、心の幻想を語る者たちです。
神様は、彼らについて、エレミアにはっきりこう言われます。
『わたしは彼らを遣わしたこともなく、彼らに命じたこともなく、語ったこともない。』(エレミヤ書,14章14節より)
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彼らが神の名で善悪を教えても、それは彼らなりの道徳感に過ぎません。
また、彼らが神の名で権威を誇っても、それは彼らの心の中の偶像に過ぎません。
そして、彼らが神の名で語る未来は、現実にならない、空しい占いに過ぎません。
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神様は、エレミヤに、このようにも教えます。
わたしの名によって偽りを預言する預言者たちが、『私は夢を見た、夢を見た』と言うのを、わたしは聞いた。(エレミヤ書,23章25節より)
彼らは、自分の見た夢を、主の宣告だと言って人々に告げます。
しかし、神様は、彼らのしている過ちを、エレミヤにこう教えています。
あなたがたは互いに「主はどう答えられたか。主はどう語られたか」と言うがよい。(エレミヤ書,23章35節より)
しかし、主の宣告ということを二度と述べてはならない。その宣告自体がそれを言う人自身のことばであり、あなたがたが、生ける神、万軍の主、私たちの神のことばを曲げることになるからだ。(エレミヤ書,23章36節より)
このように、見た夢を主の宣告とすれば、それは、自分を騙しながら人々を神から遠ざけるという、大きな偽善になってしまうのです。
その偽善に振り回されて、周囲に広げないようにしましょう。
正式な預言者エレミヤのように、大地に足をつけて神様にしっかり尋ねるようにしましょう。