テロリスト集団に、主の正義はない。

【日々のレーマ】

マラキ書1章4節
たとえエドムが、『私たちは打ち砕かれたが、廃墟を建て直そう』と言っても、──万軍の主はこう言われる──彼らが建てても、わたしが壊す。彼らは悪の領地と呼ばれ、主がとこしえに憤りを向ける民と呼ばれる。

【追記】

※一部訂正しています。(2023.11.12)

エドムの歴史は、ヤコブ(イスラエル)の兄エサウから始まります。

兄エサウは、創世記33章において、ヤコブと歴史的な兄弟の和解をします。

このあと、兄エサウは、和解したヤコブに父祖の地カナンを譲って、南側のセイルの山地に移住します。

この地で、兄エサウの子孫であるエドム人が栄え、やがてエドムの国ができることになります。

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申命記は、エドム人を兄弟として扱うことを、こう命じています。

あなたはエドム人を忌み嫌ってはならない。これはあなたの兄弟だからである。(申命記、23章7節より)

ユダ部族の土地は、エドムと国境を接して近いため、いがみ合う問題が生じたと思われます。

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その後、いくつかの時代を経て、エドムは、暴虐の徒、すなわちテロリスト集団が支配する国に変容します。

イスラエルが他国に攻められて弱くなるたびに、エドムのテロリスト集団はイスラエルの地方都市に侵入して、暴虐を尽くし、人と財産を奪うという行為を繰り返します。

現代でいえば、パレスチナの地を支配する暴虐なテロリスト集団ハマスと同じです。

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そのエドムのテロリスト集団に対する、神である主の態度は、一貫してイスラエルの支持です。

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神である主の正義は、次のように厳しく告げます。

神である主はこう言われる。「エドムはユダの家に復讐を企て、復讐を果たして、咎ある者となった。それゆえ──神である主はこう言われる──わたしはエドムに手を伸ばし、そこから人も家畜も断って、そこを廃墟にする。(エゼキエル書、25章12節~13節より)

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そして、旧約最後のマラキ書で、神である主の正義は、次のように告げます。

たとえエドムが、『私たちは打ち砕かれたが、廃墟を建て直そう』と言っても、──万軍の主はこう言われる──彼らが建てても、わたしが壊す。彼らは悪の領地と呼ばれ、主がとこしえに憤りを向ける民と呼ばれる。(マラキ書、1章4節より)

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テロリスト集団には、神である主の正義は一片もありません。

テロリスト集団が廃墟から立ち直ることさえ、神である主の正義はけして許しません。