永遠の祭司としてのキリスト

【本日のレーマ】

ヘブル人への手紙7章24節より
イエスは永遠に存在されるので、変わることがない祭司職を持っておられます。

【追記】

ヘブル書7章は、ユダヤ社会の職業的な祭司と、イエス様との違いを説明します。

ユダヤ社会の祭司は、レビ族アロンの格式ある家系でなければなりません。

その祭司は、供え物など祭事を専門的に担当し、神殿の奥に入ることも赦されます。

しかし、このように祭司が特別な立場としても、神様の前では、原罪を持つ一人の人間です。

そのため、どれだけ高位の祭司も、まず自分のためにいけにえを捧げ、それから、民のためにいけにえを捧げるのです。(ヘブル書7章27節を参照)

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一方、ヘブル書は、イエス様の祭司としての性質について、次のように説明します。

イエスは永遠に存在されるので、変わることがない祭司職を持っておられます。(ヘブル書7章24節より)

イエス様は、神様によって直接選ばれたキリストであって、罪ある人間たちの祭司とは異なります。

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ここでの話は、祭司すなわち宗教指導者の位置を低めるといった話ではありません。

キリストは、神様が直接立てた祭司の位置であって、他のなにものにも比較できないという話です。

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信仰上、往々にして間違いやすいのは、キリストを優れた宗教指導者とだけみることです。

そうなると、キリストの神性になかなか気づけません。

いつの日か、キリストを自分と比較するようになって、否定するかもしれません。

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キリストは、受肉した神様であって、神様100%人間100%という唯一なる存在です。

そこからキリストの価値を知れば、他のなにものにも比較しません。