【本日のレーマ】
詩篇80篇5節
あなたは彼らに涙のパンを食べさせ あふれる涙を飲ませられました。
【追記】
北イスラエルの民は、アッシリアによって滅ぼされ、いずれ歴史の先で消える運命です。
そして、彼らは、征服者であるアッシリアに苦しめられ、涙のパンを食べ、あふれる涙を飲む生活をしています。
・・・
現代で言うなら、北朝鮮で苦しむ民のような姿です。
・・・
詩篇80篇の詩人は、南ユダの立場から、隣国の北イスラエルに思いを馳せ、北の民の苦しみを神様にとりなしています。
今まで両国はたびたび争っています。しかし、元をたどれば、同じ祖先から出た同族です。
詩篇80篇の詩人にしてみれば、北の民の苦しみは、同族の苦しみであって、幸せを祈らざるを得なかった心情です。
・・・
そんな詩人のとりなしの心情は、親なる神様の心情に沿うものだったかもしれません。
なぜなら、神様の思いを代表する祈りだったからこそ、神の霊感によって聖書に遺されたと思えるからです。