霊言や霊的現象の問題について

【本日のレーマ】

ルカの福音書4章41節
また悪霊どもも、「あなたこそ神の子です」と叫びながら、多くの人から出て行った。イエスは悪霊どもを叱って、ものを言うのをお許しにならなかった。イエスがキリストであることを、彼らが知っていたからである。

【追記】

悪霊たちは、イエス様こそ神の子キリストだと、叫びます。

しかし、イエス様は、悪霊どもを叱って、その証しを許しませんでした。

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なぜ、イエス様は悪霊による証しを許さなかったのでしょうか。

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まず、大切な点は、イエス様を《神の子キリスト》と受け入れる信仰は、その人が過去の悪の支配から訣別し、本然の自由を得ることです。

一方、悪霊とは、神様のもとから離れ、悪魔サタンの支配を受けている霊的存在です。

その悪霊の証しを聞いて信じたとしたら、その人は、悪霊の存在理由を認めたことになって、悪霊、しいては悪魔サタンの支配を受けることになります。

そのため、最初は良くても、時間が経つにつれて嘘が多くなり、神様とキリストに通じる信仰とは矛盾する結末になります。

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霊言だからと信じやすい人がいるかもしれません。

なんとなく、肉よりも霊が尊いというだけの気持ちから、霊の言葉を信じやすいのです。

しかし、それは、初期キリスト教会を混乱させた汎神論やグノーシス主義のたぐいです。

最初がまともでも、時間が経つとおかしくなるのが常です。

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霊言や霊的現象は、外から働くものです。

内住して働く神の聖霊とは、ちがいます。

そのため、霊言や霊的現象は、どこから来たか素性の知れないものです。

例えるなら、素性の知れないオレオレ詐欺と同じです。

最初はオレだオレだと良いことを言っても、実は詐欺師かも知れないと言うことです。

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イエス様が、悪霊どもを叱って、その証しを許されなかったように、霊言や霊的現象をそれだけの理由で受け入れることは避けましょう。