よく授け、よく受けて

【本日のレーマ】

コリント人への手紙第二9章7節より
一人ひとり、いやいやながらでなく、強いられてでもなく、心で決めたとおりにしなさい。

【追記】

パウロは、困窮するエルサレム教会のために、コリントの兄弟たちに募金(献金)をお願いしています。

この内容を【授受作用】すなわち【よく授け、よく受ける】という、発展・繁殖の作用として読むことができます。

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まず、パウロの言葉は、【授受作用】の主体たる者の心がけです。

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第一に、《いやいやながらでなく》です。

いやいや与えている内は、よく授け、よく受けることが心からできないので、発展や繁殖は進みません。

第二に、《強いられてでもなく》です。

強制されている内は、よく授け、よく受けることに無理があるので、あまり発展や繁殖はしません。

第三に、《こころで決めたとおりに》です。

独断専行といった心無い状態ではありません。相手のことを考えて、周囲のアドバイスも参考にして、良心にしたがって与えましょう。

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続いてここからは、本来の【授受作用】について考えます。

人は、とかく【授受作用】を、与える側と、受ける側の二者だけの関係で考えがちです。

実は、もうお一方の作用を忘れています。

【授受作用】に対して、垂直に降りて働かれる神様のことです。

そうして、神様のちから(万有原力)がどう働くかは、次のパウロの言葉から、おのずとよく分かります。

神は、喜んで与える人を愛してくださるのです。
神はあなたがたに、あらゆる恵みをあふれるばかりに与えることがおできになります。あなたがたが、いつもすべてのことに満ち足りて、すべての良いわざにあふれるようになるためです。(第二コリント9章7節~8節より)

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以上が、神様を中心とした【授受作用】という、発展・繁殖の作用になります。