神ならぬものの終わり方

【本日のレーマ】

列王記第二11章18節より
民衆はみなバアルの神殿に行って、それを打ち壊した。

【追記】

古代イスラエルの歴史は、偶像宗教、つまり神ならぬもの、に何度も染まり、そこから神への回帰を繰り返す歴史です。

多くの場合、偶像宗教に注意すべきは、王の妻たちでした。

北イスラエルには、アハブ王の妻イゼベルがいます。

バアルの偶像宗教に熱心で、神の預言者エリアを最後まで苦しめた女性です。

そのイゼベルの結末は、エフーのクーデターによる滅びでした。預言者エリアがかつて預言したとおりの死に様でした。

・・・

そんなイゼベルの娘アタリヤも、同じような運命を繰り返します。

アタリヤは、バアルの偶像宗教に熱心で、聖書の中で悪女と呼ばれる珍しい女性です。

アタリヤは、南ユダのヨラム王の妻になります。そして、次代のアラズヤ王を産みます。

そのアラズヤ王が亡くなると、アタリヤは、王の一族を急いで殺害し、自ら女王になります。

そのアタリヤの結末は、祭司エホヤダのクーデターによる滅びでした。

なぜ、このような過った歴史が、神の霊感である聖書に詳しく残されるのでしょう。

そこに、神ならぬものは必ず滅ぶという教えと、それを繰り返すなという神の警告を感じます。