ソロモンの過ち

【日々のレーマ】2022年10月1日(土)

列王記第一 11:10
このことについて、ほかの神々に従っていってはならないと命じておられたのに、彼がの命令を守らなかったのである。

※彼とは、ソロモン王のこと。

【追記】
サウル王によって始まった統一イスラエル王国は、ダビデ王を経て、ソロモン王に至ります。
王国の神殿建設の理想は、ソロモン王のときに成就します。
神殿建設によって、メシアを迎えるための信仰基台が立ちました。

そこまで達成したソロモン王ですが、異邦人の妻たちを通じて、神ならぬ偶像崇拝に浸ってしまいます。
このとき、ソロモン王は、実体献祭のためのアベル(中心人物)の立場を離れます。そのため、メシアを迎えるための実体基台はつくられず、神殿建設の理想(信仰基台)はサタンの侵入を受ける結果となります。

そのことの始末として、ソロモン王の次の代になると、2部族(ユダ族・ベニヤミン族)を中心とした南朝ユダと、残りの10部族からなる北朝イスラエルに分立されてしまいます。

もし、ソロモン王が、神殿(キリストの象徴)を完成した立場で信仰を保ったなら、諸外国と積極的に外交していたソロモン王は、メシヤ理想を実現し得る世界的な版図を形成するはずでした。