家族の関係のありかた

【本日のレーマ】

コロサイ人への手紙3章23節
何をするにも、人に対してではなく、主に対してするように、心から行いなさい。

【追記】

コロサイ書3章18節から23節には、神様を中心とした家族の秩序について、およそ5つの関係が書かれています。

■第一の関係、妻から夫へ。

妻たちよ。主にある者にふさわしく、夫に従いなさい。(コロサイ書3章18節より)

夫の本心は、妻から尊敬されたいのです。妻から尊敬の美を受ければ、夫は生き生きとなります。

■第二の関係、夫から妻へ。

夫たちよ、妻を愛しなさい。妻に対して辛く当たってはいけません。(コロサイ書3章19節より)

妻の本心は、夫から愛されたいのです。妻に辛く当たることは禁止です。夫から愛を受ければ、妻は生き生きとなります。

■第三の関係、子供たちから両親へ。

子どもたちよ、すべてのことについて両親に従いなさい。それは主に喜ばれることなのです。(コロサイ書3章20節より)

両親の本心は、子供のため正しいことを教えたいのです。その親の愛情は、親なる神様の愛そのままです。そうやって、両親の気持ちを、神様の愛として汲み取る子は、道に迷いません。

■第四の関係、父から子供たちへ。

父たちよ、子どもたちを苛立たせてはいけません。その子たちが意欲を失わないようにするためです。(コロサイ書3章21節より)

コロサイ書は、母ではなく、父に向けて注意します。父は、外で忙しくする分だけ、子供に接する時間が短く、子供のことが分からないからでしょう。そのため、父が、子供にいきなり向かうと、子供を苛立たせ、子供の意欲を削ぐ結果になります。父は、外で忙しくても、子供と接する時間を少しずつ持ちましょう。

■第五の関係、家族すべてから神様へ。

何をするにも、人に対してではなく、主に対してするように、心から行いなさい。(コロサイ書3章23節より)

家族すべてが、主の方向を向きましょう。この神様との関係が、第一から第四の関係の原点です。なぜなら、家族の成り立ちの起源をたどれば、天地創造前の神様に至るからです。