【本日のリマ】
ヘブル人への手紙10章1節
律法には来たるべき良きものの影はあっても、その実物はありません。
【追記】
ヘブル人への手紙は、キリスト教に改宗しながらも、キリストの価値に迷うユダヤ人を教えるために書かれています。
彼らの多くは、新しく来られたキリストよりも、昔からの伝統ある律法を通して、神様につながろうと迷っていたのです。
確かに、律法があったから、周辺の偶像崇拝に染まらず、神様につながってきたことは、事実です。
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その律法の本来の目的は、キリストを送る信仰の基台を地上に立てることでした。
そのことは、旧約聖書の全体が、来たるべき初臨のイエス様について、一貫して預言していることからも明らかです。
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当時は、その待望のイエス様を地上に迎えた千載一遇のときでした。
それなのに、キリストを迎えずに、律法をとろうとしていたのです。
それは、律法を与えた神様の本来の目的に反して、本末転倒になります。
冒頭の聖句は、そのことをユダヤの人々に教えるものです。
律法には来たるべき良きものの影はあっても、その実物はありません。(ヘブル書11章1節)