罪人だからキリストに出会った

【本日のリマ】

ルカの福音書5章31節
医者を必要とするのは、健康な人ではなく病人です。

【追記】

パリサイ派や律法学者たちが、イエス様の弟子たちに小声で文句を言います。

「なぜあなたがたは、取税人たちや罪人たちと一緒に食べたり飲んだりするのですか。」

イエス様の近くには、取税人や罪人など社会的に蔑まれている人々が多かったのです。

そのため、当時の社会において、イエス様は罪人のかしらのように見えたでしょう。

それに対して、イエス様は、律法学者たちにこう答えます。

「わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招いて悔い改めさせるためです。」(ルカ5:32)

・・・

2000年後の現代において、キリストの信仰に立つ人は、聖人の印象を自他ともに持つかもしれません。

しかし、信仰が深まるほど、《自分は罪人だからキリストのもとに来たのだ》と心の奥で自覚するように思います。

罪人ゆえに、自分にキリストが必要だと。

逆に自分が正しいと思っている人には、キリストが不要になって、人生の迷い道に入ります。

正しいのは、自分でも相手でもなく、義なる神様とキリストです。