主よ、私の口に見張りを置き

【日々のリマ】

詩篇141:3
主よ 私の口に見張りを置き 私の唇の戸を守ってください。

【追記】

ダビデの讃歌です。

内容から想像すると、青年ダビデの歌でしょう。

主の前に立って、若さと素直さに溢れた心情が歌われています。

冒頭の聖句は、口に見張りを置くという話です。

食べる方でしょうか? 話す方でしょうか?

イエス様は、口から入るものは人を汚さない。口から出るもの(感情・言葉)が人を汚すと言われました。

そこからすると、ダビデが言う《私の口に見張りを置き》とは、話す方でしょう。

余計な発言で、失敗することがあるかもしれません。

自分の口から一旦出た言葉は、容易には取り消せません。

ましてや、その言葉が誰かを傷つければ、後悔先に立たずです。

以前、私が聖歌集に書き留めて自戒していたのは、《最初に出る言葉はカイン(悪側の感情)、次に出る言葉がアベル(善側の感情)》という誰かの言葉です。

交通安全と同じで、言葉も《飛び出し注意》です。

一拍置いたら、次の言葉は導かれて、神様と相手を想った善い言葉になることが多いですね。