エルサレムを守る民

【日々のリマ】2023年2月6日(月)

ネヘミヤ記11:2
民は、自分から進んでエルサレムに住もうとする人々をみな祝福した。

【追記】

バビロンの捕囚から帰還した選びの民は、まずエルサレムの壊れた城壁を修復します。

一方、民の多くは、生活を立て直すため、農耕牧畜に適した郊外に移り住みました。

そのため、エルサレムに住む者は少なかったのです。

城壁を修復したエルサレムであっても、守る者がいなければ敵の侵略を受けます。

そこで、エルサレムの住人を増やすことになりました。

民はくじを引いて、十人の内から一人ずつがエルサレムに住み、残りの九人が他の町々に住みます。

彼らは、エルサレムの居住者を増やして、エルサレムを守ろうとしたのです。

彼らが、そこまでしてエルサレムを守る意識があったのは、かつてエルサレムを守れずに捕囚になった 苦い後悔があったためでしょう。

また、今は廃墟であってもエルサレム神殿があったことが、大きな理由でしょう。

エルサレム神殿は、サウル・ダビデ・ソロモンを通して作られた神殿であり、神様がモーセに与えた幕屋を引き継ぐものだったからです。

そうしていると、くじの責任に依らずに、自らの自由意志(責任)でエルサレムに住む人々も現れました。

選びの民は、進んでエルサレムに住む人々を、自分たちの代表としてみな祝福しました。