【日々のレーマ】2022年11月7日(月)
使徒の働き20:1
騒ぎが収まると、パウロは弟子たちを呼び集めて励まし、別れを告げ、マケドニアに向けて出発した。
※新改訳聖書の『使徒の働き』は、口語訳聖書の『使徒行伝』のこと
【追記】
使徒の働き19章では、パウロによるギリシャの宣教が進みます。
そのために、ギリシャのアルテミス神殿の模型(偶像)が売れなくなります。
その模型を作っていた職人が人々を扇動し、パウロ反対の騒ぎを起こします。
騒ぎの人々は、ギリシャ劇場になだれ込みます。
混乱の中、異教のアルテミス(神ならぬもの)の名を叫び続けます。
町の書記官が、この騒ぎを静めます。
どうやって静めたのでしょう。
町の書記官は、パウロと我々はそもそも無関係だと説いたのです。
騒ぎが静まったことはよかったのですが、
無関係とされたことは、正しい道を説いてきたパウロにしてみれば残念な結果です。
冒頭の聖句には、そんなパウロの気持ちが感じられます。
【騒ぎが収まると、パウロは弟子たちを呼び集めて励まし、別れを告げ、マケドニアに向けて出発した。】
この騒乱事件に、人が神様を拒む苦肉の行動パターンが見られます。
悪なるものには真理がありません。そのため、真理である主を真正面から否定できません。
そこで、まず騒ぎを起こし、その騒ぎ自体が嫌だから自分は無関係だとするのです。
それでも、人に良心がある以上、主を無関係にはできません。