うっかりヒゼキヤ

【日々のレーマ】2022年10月26日(水)

イザヤ書39:5
イザヤはヒゼキヤに言った。「万軍の主のことばを聞きなさい。

【追記】
南朝ユダの王として、ヒゼキヤは名君と呼ばれます。
ヒゼキヤは、偶像崇拝を廃し、唯一なる神様への信仰を回復する宗教改革を行っています。
また、ヒゼキヤは、国境の防備を強化し、穀物を蓄えるなど国力の増強にも努めます。

そのヒゼキヤは、晩年において呆れることをしてしまいます。

ヒゼキヤの病気回復を祝って、バビロンからの使者が来たときの出来事です。
ヒゼキヤは、バビロンの使者を喜ばせたい一心で、南朝ユダの先祖伝来の金銀や、宝物庫の全部、さらには一切の武器庫までを、使者に公開したのでした。

預言者イザヤは、後からそのことを聞いて、ヒゼキヤの警戒心の無さに驚きました。

そんなヒゼキヤに、神様はイザヤを通して厳しく注意をします。
いずれ、南朝ユダの父祖たちが蓄えたものがバビロンに運びさらわれる日が来ると。

それに対するヒゼキヤの返答は、少し変です。
39:8【あなたが告げてくれた主のことばはありがたい】

知恵と信仰を有する人であっても、限度を超えたお人好しは良し悪しです。
人を軽く信じることはまずいという教えです。

相手の気持ちを裏の裏まで考えることも、時には必要ということで。