【日々のレーマ】2022年8月22日(月)
エステル記 8.9
各州にはその文字で、各民族にはそのことばで、ユダヤ人にはその文字とことばで書き送られた。
【追記】
王の妃になる前のエステルは、自分がユダヤの出身であることを隠していました。
それは、エステルの養父モルデカイが、エステルに命じていたことでした。(エステル記2.10)
モルデカイ自身は、高官ハマンに頭を下げずに不興を買うような性格の男です。
相手のことを気にしない、人のことを人とも思わないようなところがあります。
そんな強い男が、隠すように命じたのです。
そこから推察するに、当時のユダヤ人の立場は、悪い噂を受ける立場だったのでしょう。
私たちも、そのような状況であれば、信仰を隠さなければならないことがあるでしょう。
本来の信仰は、本心の自由を得るものなのに、逆に本心は不自由な状態になります。
非があれば当然と思われるかもしれませんが、非がない人までそうなるわけです。
そうやって隠していると、自分が悪いことをしたかのように錯覚し、後ろめたくなるかもしれません。
でも、非がないのであれば、決して後ろめたく思わないでください。
神様に明るい顔を見せてください。
(もし非があるなら、悔い改めて責任を自ら進んで果たしましょう)
この後で、エステルが決心した行動をみると、エステルには非がありません。
きっと、エステルは、神様に明るい顔を見せていたことでしょう。
(この先は見せ場になりますが省きます。エステル記を是非お読みください。)
そして、冒頭の聖句に至ります。エステル記8章9節です。
ユダヤ人の生命と財産を保証する詔書が、国の各州に送られることになります。
ユダヤ人に送られる詔書は、ユダヤ人の文字とことばで書かれていたのでした。
これによってユダヤ人の名誉が回復しました。