【日々のレーマ】
詩篇,147編10節
神は馬の力を喜ばず、人の足の速さを好まれない。
【追記】
自分を正義とする者は、ときに他人の正義とぶつかります。
そうして敵を作っていれば、身近な人、大切な人を、知らず知らずに傷つけているかもしれません。
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詩篇は、そんな人の振る舞いについて、神様の気持ちをこう代弁します。
神は馬の力を喜ばず、人の足の速さを好まれない。(詩篇,147編10節より)
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ここでの『馬』と『人の足』は、なんのたとえでしょう。
『馬』も『人の足』もどちらも、走るものです。
もし、それらが自分こそ正しいと思って走っていれば、いずれ事故が起きます。
現代で言うなら、ブレーキが壊れたダンプカーでしょう。
周囲を傷つけても止まらない暴走車だというわけです。
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では、暴走事故を起こさないため、人はどうあるべきでしょう。
神様とキリストにのみ正義があるとするなら、人の小さな正義は、より大きな正義に打ち砕かれます。
そうやってお互いが打ち砕かれ、天地創造された主の意思を正義とすれば、争いは遠ざかり、天地に調和が訪れます。
詩篇は、打ち砕かれた魂に対して、神様はこうなさると教えます。
主は心の打ち砕かれた者を癒やし 彼らの傷を包まれる。(詩篇,147編3節より)
そうしてこそ、人と人は、調和の中で平和と平安を得るのです。