ことの始まりは、神様とキリスト

【日々のレーマ】

創世記,8章20節より
ノアは主のために祭壇を築き、すべてのきよい家畜から、また、すべてのきよい鳥からいくつかを取って、祭壇の上で全焼のささげ物を献げた。

【追記】

ノアの箱舟の話です。

地上を覆った大洪水は引き、大地が現れました。

ノアは、箱舟を降ります。

このとき、ノアたち家族のほかに、地上に人間はいません。

言ってみれば、ノアは、最初の人アダムと同じ立場です。

これは、新たな世界のやり直しであり、再出発を意味します。

その立場のノアが、新たな出発にあたって、まずおこなったことは何だったでしょうか。

ノアは、最初に、主の祭壇を築いたのです。

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聖書は、ノアに続き、信仰の祖アブラハムを経て、モーセ、ダビデへと、神の歴史が続きます。

これら神の歴史において、主の祭壇は、契約の箱、幕屋、そして神殿へと、形が変化します。

このように形が変化しても、いずれも神様の地上の足台です。神の霊を地上に宿すという意味合いは変わりません。

これら神の霊を地上に宿す祭壇、神殿が、共通して意味するものは何だったでしょうか。

神様の霊を内に宿す本神殿として、地上に来られる御方、すなわちキリストを象徴しているのです。

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以上のことから、まずノアが主の祭壇を築いたことは、ことの始まりが、神様と、やがて地上に来られるキリストであったと、解釈することができます。

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ここで、人がなにか新しいことを始めるときを考えてみましょう。

ここぞという時、気持ちを新たに再出発するときです。

そんなとき、その人がノアのような気持ちの立場に立つなら、ノアと同様にしましょう。

すなわち、気持ちを新たに再出発するとき、神様とキリストから始めることが好ましいでしょう。