前線において足りないものはなかった

【日々のレーマ】

ルカの福音書,22章35節
それから、イエスは弟子たちに言われた。「わたしがあなたがたを、財布も袋も履き物も持たせずに遣わしたとき、何か足りない物がありましたか。」彼らは、「いいえ、何もありませんでした」と答えた。

【追記】

ルカ伝の10章において、イエス様は、ご自分が行くつもりのすべての町々に、弟子たちを二名ずつ遣わしました。

その際に、イエス様は『わたしがあなた方を遣わすのは、狼の中に子羊を送り出すようなものです』と、大変に心配をされました。

しかし、そこまでの心配をしながら、イエス様は、あえて弟子たちにこう言われました。

財布も袋も持たず、履き物もはかずに行きなさい。(ルカ伝,10章4節より)

彼らに『神の国があなたがたの近くに来ている』と言いなさい。(ルカ伝,10章9節より)

弟子たちは、着のみ、着のままで、神の王国の福音を伝道したのでした。

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その伝統に習って、多くの教会も、片道切符だけで開拓伝道に出発した歴史があります。

何もないがゆえに、行った先で頂ける僅かな水一口さえ、すべてが神様への感謝に繋がります。

そこで伝えるべき福音さえ失わなければ、迫害に会っても、神様への感謝に換えることができます。

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イエス様は、後に、このときのことを弟子たちに尋ねます。

「わたしがあなたがたを、財布も袋も履き物も持たせずに遣わしたとき、何か足りない物がありましたか。」彼らは、「いいえ、何もありませんでした」と答えた。(ルカ伝,22章35節より)

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弟子たちは、外見的には、足りないものばかりだったはずです。

しかし、弟子たちは、その足りないもの以上に、前線において神様からの恵みを受けているのです。

何はなくとも、朝ごとに生かされていることに感謝して目覚めていたのです。