【日々のレーマ】
士師記,20章6節から7節より
これは、彼らがイスラエルの中で淫らな恥辱となることを行ったからです。さあ、あなたがたすべてのイスラエルの子らよ。今ここで、意見を述べて、相談してください。
【追記】
ここでの『淫らな恥辱』とは、ベニヤミン族の一部のよこしまな男たちが起こした悪事です。
それは、男色と、婦女を暴行のすえに殺すという背徳でした。
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この悪事は、ベニヤミン族以外の諸部族の知るところとなります。
諸部族は、この悪事に対して、背徳の者を明らかにすることをベニヤミン族に迫ります。
しかし、ベニヤミン族は、身内の悪事を無かったことにします。
それどころか、ベニヤミン族は、諸部族と戦おうと人数を集めます。
諸部族は、主のめいを受けて敢然とこれに立ち向かい、3度の戦いの末にベニヤミン族を打ち負かします。
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士師記の19章によれば、この時代は王がいない時代であったと書かれています。
ここでの王とは、単に時の権力者という意味ではありません。
神様によって油注がれた、正しく正統な指導者という意味です。
キリストであるイエス様の型としての正統な王です。
ベニヤミン族の一部は、この正統な王の不在をよいことに、悪事に沈みました。
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このような出来事は、現代も変わりません。
どこかで起きたとしても、社会を騒がすものとして、人の目からは遠く隠蔽されます。
むしろ、背徳を当然なことと世間に認めさせる勢力すらあるようです。
正しい指導者であるキリストが不在のところで、背徳の悪事が起きることに気をつけましょう。