【日々のレーマ】
ハバクク書、3章16節
その音を聞いたとき、私のはらわたはわななき、唇は震えました。腐れは私の骨の内に入り、足もとは、ぐらつきました。攻めて来る、たみに臨む苦しみの日を、私は静かに待ちます。
【追記】
南ユダ王国を滅ぼすのは、敵国バビロンですが、それを許されるのは神様です。
南ユダ王国が、不品行と不正によって、地上にキリストを誕生させるにふさわしくない国になったためでした。
神様は、その亡国の音を、南ユダ王国の預言者ハバククに聞かせます。
その音に、ハバククのはらわたは、わななきます。
ハバククの唇は言葉を失い、震えるばかりです。
骨の内にまで腐れが生じ、ハバククの足もとがぐらつき、とても立ってはいられません。
・・・
しかし、神様が南ユダ王国を滅ぼされるのは、南ユダ王国にいる神の民を救うためです。
神様は、南ユダ王国をねじろに巣食う悪しき者たちの頭を打ち砕くのです。
そして、バビロンに捕囚される神の民によって、キリスト誕生にいたる命脈は継がれるのです。
・・・
預言者ハバククは、神様によって祖国が地上から消える運命を知って、衝撃を隠せません。
しかし、やがてくるキリストによる神の王国の未来も、知ったのです。
それは、ハバククが地上にいる内ではありませんが、それでもハバククは神の民の未来を知って、心が落ち着きます。
苦難の捕囚期に入りますが、それでもハバククは、未来への神様の希望ゆえに、心静かに待とうと覚悟するのでした。