【本日のレーマ】
アモス書9章14節より
わたしは、わたしの民イスラエルを回復させる。彼らは荒れた町々を建て直して住み、ぶどう畑を作って、そのぶどう酒を飲み、果樹園を作って、その実を食べる。
【追記】
アモス書は、指導者たちの不正と、偶像崇拝によって、国が滅亡することを警告します。
残念ながら、その警告は、預言者アモスから数十年後、北イスラエルの滅亡という形で現実になります。
そのアモス書の締めくくりは、古代イスラエルの国が滅んでも、民は生き残り、神の民イスラエルとしていつか回復するという希望で終わります。
・・・
中国の杜甫に、『春望』という有名な漢詩があります。
国破れて山河あり、
城深くして草木あおし・・・
杜甫の祖国は、既に滅んでいます。
しかし、国が滅んでも、故郷の山河はそのままです。
故郷は、草木あおく茂って、今年も春の季節がめぐっています。