【本日のレーマ】
マタイの福音書18章27節より
家来の主君はかわいそうに思って彼を赦し、負債を免除してやった。
【追記】
イエス様による神の王国のたとえです。
・・・
王のもとに、1万タラントの負債のある家来が連れて来られます。
1タラントは、6000デナリ(6000日分の労賃)です。
その1万倍の1万タラントは、莫大な負債になります。
・・・
王は、家来に対して、1万タラントを返済するよう命じます。
家来は、返済できず、王の前にひれ伏して赦しをこいます。
王は、家来をかわいそうに思います。そこで、王は、家来の負債を免除することにして、1万タラントを帳消しにしてやります。
・・・
当然ですが、家来は、自分の力で、負債を帳消しにしていません。
負債が帳消しになったのは、1万タラントの貸し倒れの被害を受ける王が赦したからです。
・・・
イエス様は、このたとえから、罪の蕩減を教えています。
人の罪が赦されたのは、罪の被害を受ける側の神様が、その被害にもかかわらず、赦してくださったからです。
・・・
家来は、ひれ伏して赦しをこうただけのわずかな蕩減条件を払っただけです。
それを超える1万タラント分の罪を蕩減して下さったのは、神様です。
神様が蕩減するのであって、自分の力で蕩減するのではありません。
もし、自分の力で蕩減したと思えば、神様への感謝は、傲慢へ変わります。