荒れすさむ心にあって

【本日のリマ】

詩篇143編4節
それゆえ 私の霊は私のうちで衰え果て 心は私の中で 荒れすさんでしまいました。

【追記】

ダビデの悔い改めの詩といわれています。

今、ダビデには、敵が迫っています。

冒頭の日本語訳は、ダビデの心を《荒れすさんで》とします。

前後の文脈からは、裏切りなどの思わぬ敵に茫然自失となって、心くじける様子に感じられます。

相手に非があるかもしれませんが、ダビデは、自分の非を悔い改めます。

生ける者はだれ一人、あなたの前に正しいと認められないからです。(詩篇143編2節より)

そして、ダビデは、神様との関係を振り返ります。

私は昔の日々を思い起こし、あなたのすべてのみわざに思いを巡らし、あなたの御手のわざを静かに考えています。(詩篇143編5節)

その思い起こしから自分を取り戻したダビデは、神様に向かい合います。

朝にあなたの恵みを聞かせてください。(詩篇143編8節)

今、荒れすさむ状況にあっても、神様を知った昔の頃を思い起こせば、ダビデのように立ち直ることができると感じます。