【本日のリマ】
ペテロの手紙第一3章9節
悪に対して悪を返さず、侮辱に対して侮辱を返さず、逆に祝福しなさい。あなたがたは祝福を受け継ぐために召されたのです。
【追記】
個人が復讐してはいけません。
律法にある『目には目を』は、公けの立場が、社会の秩序を保つために裁くという話です。
もし目の前で悪が行われて被害があるなら、個人の良心に従って止めなければなりません。
しかし、復讐するまでの権限は、個人にはありません。
もし復讐すれば、悪が連鎖します。それを喜ぶのは、背後のサタンに他なりません。
・・・
パウロは、悪に対する方法として、《神の怒りに委ねる》ことを説きます。
愛する者たち、自分で復讐してはいけません。神の怒りにゆだねなさい。(ローマ書12章19節)
・・・
さらに、ペテロは、悪に対する方法として、進んで善の連鎖を説きます。
悪に対して悪を返さず、侮辱に対して侮辱を返さず、逆に祝福しなさい。あなたがたは祝福を受け継ぐために召されたのです。(ペテロ第一3章9節)
・・・
まず、悪や屈辱を受けたなら、パウロのように、最初の怒りを神様に委ねましょう。
そのとき、怒るに遅い神様を知って、心を落ち着け、寛容になりましょう。
・・・
次に、怒りが過ぎ去ったなら、ペテロのように、逆に祝福してみましょう。
悪に対して、逆の祝福を与えることで、サタンが去って、悪の連鎖が断ち切られます。
祝福の祈りによって、善の連鎖が働きます。
それこそ、自分が受けた祝福を、人々に受け継いだことになります。