【日々のレーマ】2022年12月11日(日)
ヨハネの黙示録9:20
これらの災害によって殺されなかった、人間の残りの者たちは、悔い改めて自分たちの手で造った物から離れるということをせず、悪霊どもや、金、銀、銅、石、木で造られた偶像、すなわち見ることも聞くことも歩くこともできないものを、拝み続けた。
【追記】
私たちの両親や祖父母の世代は、大変な戦災を乗り越えて生きてきました。
今も昔もですが、日本人は、何度もの自然災害を乗り越えて生きています。
残されたものとして、真剣に真摯に生きた姿を誰もが知っています。
それでも、ヨハネに黙示される主は、生き残った後、その後がどうだったかを述べています。
ですから、主の警告は、人の気持ちや努力の問題ではなく、その人の奥底への警告になります。
人は、災害や戦争を何度超えても、同じことを繰り返すという戒めです。
ここでの「神ならぬもの」には、「金銀や木石」で造られた偶像だけではなく、「悪霊ども」のようなものも加わります。
例えば、心の奥底で怖いのは、神と関係なく、人間の都合で作った勧善懲悪という幻影(偶像)です。
神ではない人間が善悪を言い合っては、災害を乗り越えても同じ失敗を繰り返します。
こちらを書いている2022年で言うなら、ロシアとウクライナの紛争当事者に対して、多くの方が忸怩たる思い(自ら恥じ入る気持ちに駆られること)と思います。