【日々のレーマ】
ホセア書,7章6節から7節より
彼らは心をかまどのようにして、陰謀を企てる。夜通し、パンを焼く者は眠るが、朝になると、かまどは燃え立つ火のように燃えるのだ。彼らはみな、かまどのように熱くなって、自分をさばく者たちを食い尽くす。自分の王たちもみな倒れる。彼らのうちだれ一人、わたしを呼び求める者はいない。
【追記】
陰謀とは、神様から隠れて行う、はかりごとです。
神様の前では、いい顔をしても、その背後の心情は抑えがたいのです。
ホセア書は、そのような陰謀者の隠された心情を、【かまど】のようだとたとえます。
かまどの火は、夜通し絶えることがありません。
ふつふつと、火がくすぶり続けます。
同じように、陰謀者の怒りも、夜通しくすぶり続け、一向に休まることがありません。
かまどの火は、朝を迎える頃に、いよいよ、燃え盛ります。
そして、陰謀者の怒りも、いずれ、頂点に達します。
そうなると、もう止まりません。
ついに、陰謀者は、自分の敵を食い尽くす勢いで、口撃の刃を次々に向けることになります。
しかし、その口撃の炎は、自滅の火の粉となって、我が身に返ります。
怒りは、我が身を滅ぼすのです。
そのような陰謀者について、ホセア書は、こういいます。
彼らのうちだれ一人、わたしを呼び求める者はいない。(ホセア書,7章7節より)
神ならぬ動機は、我が身と周囲に、滅びをもたらすのです。