バラムの先と後

【日々のレーマ】

民数記31章16節
よく聞け。この女たちが、バラムの事件の折に、ペオルの事件に関連してイスラエルの子らをそそのかし、主を冒瀆させたのだ。それで主の罰が主の会衆の上に下ったのだ。

【追記】

バラムの事件とは、黙示録2章で次のように語られる事件のことでしょう。

バラムはバラクに教えて、偶像に献げたいけにえをイスラエルの子らが食べ、淫らなことを行うように、彼らの前につまずきを置かせた。(黙示録,2章14節より)

バラクは、主の民をつまづかせるという、取り返しのつかない失敗をしているのです。

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一方、バラムには、この出来事より少し前に、もう一つの顔がありました。

そのもう一つの顔は、民数記に詳しく記録され、ヨシュア記に要約が記録されます。

ここでは、ヨシュア記の方を見ましょう。

モアブの王、ツィポルの子バラクは立ってイスラエルと戦い、あなたがたを呪うために、人を遣わしてベオルの子バラムを呼び寄せた。しかし、わたしはバラムに耳を傾けようとしなかった。彼はかえって、あなたがたを祝福し、こうして、わたしはあなたがたをバラクの手から救い出した。(ヨシュア記,24章9節から10節より)

このときのバラムは、主の民を祝福すると同時に、来るべきキリストについての預言までおこなっています。

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このように、バラムは先には善い人でしたが、その後において道を踏み外します。

道を踏み外したなら、道に戻ることが大切です。

【終わりよければすべて善し】ということわざがあるようにです。